株式会社アミナコレクション

未経験でも成果を出すデータドリブンWebマーケティングチームへ。アクセスデータの精度を向上させたPtengine活用法。

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株式会社アミナコレクション

Webマーケティング室 室長 大澤 健二様

アミナコレクションのようにPtengineでビジネスを成長させよう

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1977年に創業し、自社が掲げる信念のもと商品の企画から制作・販売までを一貫して行うことでファンから愛されるオリジナルブランドを育んできた株式会社アミナコレクション。同社は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う顧客行動の変化がきっかけとなり、ECに注力することを決定しました。Webマーケティングの本格始動に際し、Ptengineを利用してサイトの現状把握を徹底した結果、「オンラインになった途端見失ってしまう(実店舗での接客)感覚」をデータ分析を通じて可視化。強化すべき媒体を特定し、コロナ禍で行動様式が変化した顧客に対してオンラインでのコミュニケーションを図ることに成功しています。

今回は、Webマーケティング部門の立ち上げに任命された大澤様に、Ptengineの導入背景やどのように分析の基盤を整えていったのか、また、導入後の効果についてお伺いしました。

導入効果


  • 楽しく分析に取り組めるようになり、自力での解決力が身に付いた
  • どこから訪問してきたのか特定ができない「ノーリファラー」を分析可能なデータに転換し、注力すべき媒体が明確になった
  • 新規流入が増加し、制作部門が「利益を生める部署」として捉えられるようになった


集客状況の実態や施策ごとの成果を可視化するためGoogleアナリティクスを利用するも定着せず


創業45年になるアミナコレクションは、世界経済に大きな混乱をきたしたオイルショックの最中に創業し、現代の都市生活の中で「⼈間らしい感受性と活気」を思い出させてくれるような、多彩なエネルギーとインスピレーションに満ちた商品を企画販売しています。世界各地の文化や、生産者に寄り添った商品企画力と信頼関係をもとに、実店舗展開に重点を置いて事業を展開してきました。

そんな同社でECサイトに注力するきっかけとなったのは、新型コロナウイルスの感染拡大でした。ECの売上拡大を受け、新たに立ち上げることとなったWebマーケティング部門の責任者となった大澤様は、まずGoogleアナリティクスを用いてECサイトのアクセス解析に取り組んだものの、なかなか思うような分析ができなかったと言います。
 


「当時の私はWebマーケティング未経験でしたので、まず現状把握することを意識しました。ECサイトへの集客状況の実態や、施策ごとの成果を可視化することが重要だと考えたのです。

そこで、Googleアナリティクスを利用しアクセス解析に取り組みましたが、ダッシュボードが複雑で専門用語も多く、なかなか思うような分析ができませんでした。



ヒートマップ機能やチャットサポートが導入の決め手に


アクセス解析ツールを初めて導入する場合、見ることのできるデータが大量にあり、使いこなせず終わってしまうケースは少なくありません。大澤様の場合、「自分でも無理なく使いこなせそうか」「サポートは充実しているか」という点を重視し複数のツールを比較検討した結果、Ptengineのモジュールの1つである「Ptengine Insight」を利用することに決めたと言います。

特にヒートマップ機能の直感的な分かりやすさは導入の決め手となったと話し、「ここが問題なんだな。と一目で分かることで分析のハードルが下がり、楽しく取り組むことができる。そうするうちに、気づいたら分析が得意になっていた」とPtengine Insightを評価してくださいました。

また、アクセス解析ツールは導入することがゴールではなく、その後いかに活用できるかが重要なため、導入後も伴走してくれるイメージが湧いたことも決め手の1つだったと言います。実際にマニュアルやヘルプページだけでなく、チャットサポートも存分に活用することで、現在は自力での解決力も自然と身に付いてきたと言います。

<Ptengine チャットサポートのイメージ>



40%あった「ノーリファラー」データを分析可能なデータに転換。注力すべき施策が明確に


アミナコレクションのWebマーケティング部門では、毎日Ptengine Insightを確認し、サイト内コンテンツだけでなく、定期的に配信しているメルマガや特設ページなどのあらゆるコンテンツを定量的に評価しています。「まずは分析ができる環境を整備することが、導入後最初に着手した取り組みでした」と大澤様は振り返ります。

そこでポイントとなったデータが、どこから訪問してきたのか特定ができない、参照元がない流入者のことを指す「ノーリファラー」でした。Ptengine Insight導入当時、流入元の40%以上がノーリファラーだったという同社のECサイト。その理由は、「メルマガやチラシなどでサイトへのアクセスを促す際に、URLにパラメーターを付与していなかったため」だと言います。

「これでは、どこからお客様がいらっしゃったのかが分からず、どの媒体に注力すればよいのか判断がつきません」。その後、メルマガやチラシはもちろん、SNSアカウントで発信するURLや、店頭の販促ポップのQRコード、さらには自社商品が掲載された雑誌まで、「ECサイトへ誘導する全ての媒体」のURLにパラメーターを付与するオペレーションを整えました。

これにより「ノーリファラー」の割合は20%程度まで半減し、注力すべき媒体が明確になったと言います。また、そのような効果だけでなく、各制作物がアクセス数や売上にどれくらい貢献したかが可視化できたことで、制作部門が「利益を生める部署」として捉えられるようになったのも大きな変化だったと言います。


「弊社はもともと強い情熱を持ったメンバーが多く在籍していることが強みでしたが、そこにデータに基づいた意思決定力が加わることで、組織としても大きくパワーアップできたように感じています」


<Ptengineで確認できる流入元のイメージ>



ECサイトの新規流入が増加しPV数が135%改善


サイト運営をしていると、社内から「このようなコンテンツを追加してはどうか」というような声が出てくることは日常茶飯事では無いでしょうか。そのような場合、アミナコレクションでは、「まずはPtengine Experienceを活用して追加してみる。その後の評価を定量的に示すようにしている」と言います。

「実店舗でも、求めていない時に店員さんにしつこく接客されるとうんざりしてしまいますよね。しかし、オンラインになった途端に実店舗での接客の感覚を見失ってしまうのがWebマーケティングの難しいところ」と言う大澤様。「そんな感覚をデータとして可視化し、コンテンツの良し悪しに関する共通認識を持てるところが「Ptengineの最大の利点」として、Ptengineで得たデータを自部門に留めず経営層への提案の際にも活用していると言います。

そのようにして、データに基づいた意思決定を定着させることで、強化すべき施策を明確にした結果、新規流入が増加しECサイトのPV数は135%改善しました。



最後に


計測環境を整え、計測結果を組織・チームで共有することで、各施策に対する評価の共通認識を醸成していくことは、ビジネスの継続的な成長のために非常に重要です。

大澤様は、販促活動に限らず、PRや広報も含め社外への発信に対する評価はすべてPtengineを活用してデータとして可視化できるようにし、「ビジネスの成長への貢献度を可視化していきたい」と語られました。