blog»活用法&レシピ»EFOでCV数を劇的に改善 | 意味や改善策を解説
2020年05月20日
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Webサイト内の資料請求や購入手前で、住所や会社名、氏名などを入力し、送信するプログラムを入力フォームと言います。入力フォームは、情報を入力し、送信することができる場所と思われがちですが、ちょっとした改善を施すことで、CV数の改善に大きな影響を与える可能性もあります。入力フォームが、ユーザーに与えるストレスを軽減することで、入力する手間を省き、離脱率を減少させることができます。
この記事では、入力フォームの最適化である、EFO(Entry Form Optimization)について解説します。EFOの意味や、入力フォームまでたどり着くのに離脱するユーザーの理由、実際にEFOを実施する際の改善内容、成功事例をご紹介します。
EFOは日本語で入力フォームの最適化という意味です。入力フォームは新規登録等のメールアドレスやパスワードを入力するために目的に合わせ様々な場所に設置されています。入力フォームを最適化するとはどのようなことを意味するかもう少し詳しく見ていきましょう。入力フォームにどのような情報を入力するかを示しておく、郵便番号を入力するだけで住所が自動入力される等、ユーザーがフォームの入力時に感じるストレスを減らし、どうすれば快適に使用できるかという部分を考え改善します。そして、改善しフォームの入力率をあげる対策を実施することがEFOです。
集客力を高め、SS(セッション)やPV(ページビュー)を増やしてもコンバージョンしなければ、Webサイトの目的を達成することはできません。EFOはWebサイトの改善施策の中でも、CVR(コンバージョン率)を改善する施策です。そのため、コンバージョン数の改善に直接的な影響を与えます。
フォーム内で入力途中のユーザーの離脱率を調べると70%から90%に達するという報告もあります。例えば、100人興味を持ったユーザーが訪問した場合、実際にフォームを入力するユーザーは、約10人程度しかいません。
もし、これがECサイトの入力フォームであれば、購入に繋がる予定である約90人が商品を購入する手前で逃すことになります。入力フォームを改善し、ストレスを減らすことは売上や申し込みを増やすために非常に重要な要素ですので軽視せずしっかりと行いましょう。
70%から90%のユーザーが入力フォームで離脱する原因は複数考えることができます。その中から1つ例としてご紹介します。Webサイトに当てはまる部分はないか考えてみましょう。Webサイトの運営者は入力フォーム内の項目を増やす傾向にあります。近年、BtoB領域ではABM(Account Based Marketing)のように、顧客の情報をより明瞭にすることで、One to Oneのコミュニケーションを図るマーケティング戦略を用いられています。その影響もあり、資料請求やお問合せ時に、多くの情報を求める傾向に陥りやすくなります。
しかし、入力項目の多さは離脱率を高める原因に繋がる可能性があります。なぜフォームでの入力を途中でやめてしまうのかという質問への回答として、フォームの入力が長いという理由が全体の27%に及びました。
ここまで、EFOの重要性や離脱の原因等をご紹介しました。EFOで意識するべき大事なことは、ユーザーがストレスを感じないシンプルで便利なものにするということです。それを踏まえてEFOで改善を行う場際にオススメのポイントを説明します。
項目入力時にユーザーの負担を減らすことはとても重要です。入力項目が多いと、ユーザーに大きな負担をかけることになります。入力項目は名前やメールアドレスなど必要最低限にし、ユーザーの負担を減らしながら、入力完了率を改善しましょう。
どうしても入力して欲しい項目は目立つようにし、必須であることを強調することも大切です。また、送信後に入力内容の間違いにエラーを表示して再び入力してもらうことは、ユーザへのストレスになります。間違いがあればすぐにエラーを表示する等の方法でストレスを減らして上げるようにしましょう。
訪問するユーザーを増やすことに力を入れる人に比べると、入力フォームを意識的に良くしようと施策する人は少ないです。しかし、必要だからという理由のみで何気なく作成した入力フォームが売上を減らす原因になっているかもしれません。コンバージョン率を伸ばしたいと思う方はこの記事を参考に、入力フォームを改善してみましょう。